数年前「ゆるキャン△」というアニメにハマりました。一人の時間を楽しみたい、みんなとワイワイ過ごしたい、たまに参加したい、互いを尊重しキャンプを通し交流する姿が、ゆるくて心地良い作品。
観ていると行った気分になって、何をしてもどう楽しんでもいい!その自由さに惹かれ、私もキャンプを始めました。
はじめは、着替え一式自宅に忘れてきたり、炊飯に失敗したり、テントを張るだけで四苦八苦。失敗して凹んだり恥ずかしく思ったり。。。
そんな時観たのが、「ゆるキャン△SESON2」。初回からキャンプが上手だった主人公リンちゃんが、初めてキャンプをした日の回想シーンでした。理想通りにできずにガッカリしたり、楽しむ余裕もない姿は、まさに今の自分と同じ。
「リンちゃんでも、最初はこうだったんだ。」
『上手くいかないことだらけ。だけど、好き』それでいいんだよ。と言ってもらえたようでした。
失敗したらどうしよう。私には向いていないかもしれない。石橋を叩き過ぎて躊躇していると、好きだった気持ちさえ色褪せてしまう。大事なのは、そこを渡ってみたいという気持ちだけなのかもしれません。
今は、小学生の娘と徒歩でもキャンプに行くようになりました。何度やっても失敗はいつも隣り合わせ。自然相手では敵わないことも多い。それでもやっぱり、好きな気持ちがあることは嬉しいものです。新しい景色をみて、思い出がひとつ増える。誰かといれば、共有した時間も愛おしく残る。気付けば、数年前には知らなかった喜びに、出会えているなぁと思うのでした。

コメント